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広島・メキシコの友好関係を象徴する記念壁画の制作 (クラウドファウンディング)

更新日:2021年5月11日


#壁画プロジェクト

ラティジャポのグティエレス実(みのる)と申します!

今回はメキシコのオリンピック委員会の本部にて描く壁画について書きたいと思います。

この壁画プロジェクトの資金はクラウドファウンディングを通じて集めております。ご協力いただける方がいらしゃいましたら非常にありがたいです。


私は、父がメキシコ人、母が日本人で、メキシコで生まれ育ちました。大学は美術専攻。日本語・スペイン語の通訳として、様々な分野において20年経験させて頂いております。

マツダメキシコ工場(グアナファト州)に6年間社長通訳として勤めました。マツダが広島県の会社である為、進出したグアナファト州と友好提携を結びまして、私はその中で、政府間、日本が招待国となる国際芸術祭・映画祭、広島グアナファト親善協会等に携わりました。

2020年、東京でオリンピックが開催されるという事で、広島県が全メキシコ選手の事前合宿地(ホストタウン)になり、私は2018年から広島県にてメキシコ選手団の受け入れ・通訳を務めさせております。

広島・メキシコオリンピック委員会との交流が歴史的である為、広島(日本)への感謝の意を込めて、メキシコ国にてメキシコオリンピック委員会の本部に記念壁画を描く事を提案させて頂きました。

※左から。アセベスさん(メキシコオリンピックメダリスト代表)、水谷社長(メキシコマツダ社長)、パディージャ会長(メキシコオリンピック委員会会長)、アドリー(芸術家)、私(壁画プロジェクト企画者)、藤山さん(メキシコ日本商工会議所バヒオ支局局長)、ビクトルさん(広島県人会会長)


プロジェクトを立ち上げたきっかけ

2012年1月 マツダがメキシコのグアナファト州に進出。

      ・現地の経済を大きく活性させた。

2014年11月 グアナファト州と広島県(マツダ本拠地)が友好提携を結ぶ。

      ・広島グアナファト親善協会、グアナファト広島アミーゴ会を設立。

・芸術祭・映画祭等で日本が招待国となる。          

2016年1月 在レオン市(グアナファト州)日本国総領事館が開設。

2017年5月 メキシコオリンピック委員会(MOC)と事前合宿プロジェクトの協定を締結。

2017年8月 東京五輪に向け広島がメキシコ選手団のホストタウンとなる事を発表。

     ・2018年の春から広島県の10市町村でメキシコ選手団、連盟会長を受け入れている。

※メキシコ陸上選手と広島県三次市の小学生との交流


この素晴らしい出来事は、広島県・MOCにとって初めての試みであり、歴史的です。広島(日本)のこの暖かいおもてなしに対し感謝の意を込めて、クラウドファンディングを通してメキシコに壁画を残す事を提案したい。MOCの会長の協力も頂いております。


元々は両国で壁画を描く提案でしたが、コロナ等の影響で日本で描くのは一旦キャンセルにし、両国で資金を集めメキシコのオリンピック委員会の本部に描く方向で進めております。


プロジェクトの内容

なぜ壁画かといいますと、メキシコにはこの技法で歴史的な出来事の記録を残す長い伝統があります。1910年~17年にメキシコ革命戦争が勃発した後、民主主義を取り戻し、現代の憲法が制定します。しかし非識字率が90%、国家の記憶が失われていきました。そこで、その当時の教育大臣は芸術家(壁画家)を集め壁画運動を起こします。壁画運動とは、国の施設に壁画を描き、市民が無料で読み書きが出来なくても一目でメキシコの歴史を理解させ、記憶に残しました。1920年〜1950年の間、約2千体以上描き、いくつかは世界遺産に登録されている、メキシコを代表する芸術表現です。

※メキシコ人類学博物館に描かれた壁画「人種と文化」、カマレーナ作


従いまして今回のプロジェクトでは、日本(広島)とメキシコという言語が違う上、歴史的記録(レガシー)、そして一目で理解するものとして壁画を選びました。

アーティスト紹介

今回の壁画を描くアーティストは、メキシコ人女性のアドリー・デル・ロシオさんです。

アドリーのキャリアは、以下の通りです:

・4歳で、日本企業“ペンテル社”が主催する大会で初の国際賞を受賞。

・美術専門大学絵画専攻を卒業。

・現段階世界中90以上の団体展示会、50以上の個展を開催。

・今日まで、61の表彰、29の州立レベルの賞、11の国内レベルの賞そして、 21の国際的賞を受賞している。

・床にチョークで描く3Dアート芸術祭に約20各国から招かれる。

・ベニスにて世界一最も大きい3D画の新記録(ギネス)を築いたチームの一員。

・ハリスコ州の「国際カラー芸術祭」を4年連続開催。

世界中で70以上の3Dアート作品、及び20体以上の壁画を描いているメキシコを代表する芸術家です。

※壁画作品名 "生きる瞬間"


プロジェクトの紹介

今回のプロジェクトは、日本・メキシコ両国から資金を集め、MOC(メキシコオリンピック委員会本部)に壁画を1体描きます。

記念壁画のテーマは、

「広島県・メキシコ、スポーツを通して親交を深め平和を構築する」


※壁画の下書きです。


壁画制作期間: 2021年5月1日〜20日

場所    : メキシコシティ、MOC(メキシコオリンピック委員会)本部

サイズ   : 5m x 25m の壁画

壁画の内容

右側、折り鶴(平和の象徴)

左側、鳩(西洋の平和の象徴)

背景では、左から原爆ドーム、メキシコ革命の塔、広島城、ピラミッド、メキシコベジャスアルテス宮殿、宮島。広島とメキシコの共存。中心には両国の選手・オリンピックのロゴ。

※記念プレートのイメージ図


左下に資金して頂いた皆様の名前を刻んだ記念プレートを設置します。

設置される記念プレートは1m x1.5mのプレートです。

スケジュールは以下の通りに進めたいと思っています。

4月1日〜30日  プロジェクトの資金調達期間

5月1日〜20日 MOC記念壁画制作

5月21日 MOC記念壁画完成式典を行う

募金にご興味のあるからは、クラウドファウンディング「Ready For」にで行なっております。

ページはこちらです。



ご協力誠にありがとうございます


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