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執筆者の写真Kumiko Porom

2022 死者の日〜Dia de Muertos


日本もお盆が近づいてきて、昨年の死者の日のブログを書いていない事に今頃気付き💦今年のプランを考えながら思い出を辿りました。

コロナの渡航の規制が緩和された2022年11月私達はいよいよ、2年間ラティジャポで温め続けていた死者の日メキシコツアーを決行しました! 死者の日は11月1日と2日なので、29日にメキシコシティに入りました。

007で有名になったメキシコシティのパレードはギリギリまでスケジュールが発表されないのですが、なんと到着した日がパレードに!

ホテルにスーツケースを置いてすぐに出かけたものの、ものすごい人、人、人。

中心部のソカロに着くまでに既に終わってしまったパレードの道をひたすら進み、20時半頃にソカロに着いたらライブと花火が上がり幸先の良い旅のスタートとなりました。



今回のツアーは友人達が日本、NY、コスタリカ、メキシコから来て参加してくれました。 1台のバスをチャーターして、ミチョアカン州、死者の日の名所「ハニツィオ島」のあるパツクアロを目掛けて約6時間のドライブを楽しみました。

今回はエアビに滞在したので、夜ご飯はみんなでワイワイ作りました。 それぞれの独立した部屋に加えて大きなリビングも貸してもらえて、日本から持参した海苔で手巻き寿司パーティーをしました!

メキシコ在住のミホさんがサボテンを茹でてくださり、手巻きの具材として初めての食感を味わい、楽しい時間を過ごしました。



翌1日は、早めに出発しハニツィオ島に渡るボート乗り場に向かいました。 メインゲートはかなり混むとのことで、いくつかある小さい桟橋を選び乗り込みました。

70ペソで片道30分。ボートの中で、実くんの講義を聞きながら島を目指しました。

ハニツィオ島は先住民が多く住む「パツクアロ湖」の中にある小さな島で土着文化が生きている島です。今でも多くの「プレペチャ=タラスコ」という先住民族が住んでいてリメンバーミーのおばあちゃんのモデルにもなっています。

「Janitzio(ハニツィオ)」とはこの土地の言葉で「雨の降る地」という意味で、いくつかある島の中でも最も有名で観光客が多い島で、島のてっぺんには、メキシコ独立戦争の時のヒーローであるJose’ Maria Morelos(ホセ・マリア・モレーロス)氏の大きな石像が建っています。(展望台になっていて螺旋階段で登ることが出来ます)


お山型になっている島につくと、民芸品のお土産屋さんがずらっと立ち並びてっぺんに向かって階段をどんどん登っていきます。

途中、教会やお墓、先住民の住居などがあります。マリーゴールドで飾られたお墓はとても綺麗で、次回は夜も来てみたいと思いました!






島を出て次はパツクアロの街を探索しました。

素敵な街で、モダンなレストランから街のパン屋さんそして民芸品の市場があり、私はとっても好きな場所になりました。

特に市場には陶芸品や刺繍のスカートやテーブルクロス、お皿などなど、この土地の職人さんが作られたものを購入出来るのが嬉しく思いました。






そして、祭壇にも御供えされていた「死者のパン(Pan de Muertos)」も食べてみました。

このパンの丸い形のパンのてっぺんには丸い円形の飾り、そしてそれをクロスするように細長い飾りが施されています。

これは丸いパンは心臓、円形の飾りは頭蓋骨、側面の細長い飾りは故人の骨を象徴しているそうです。

全体が砂糖で覆われていて、一口かじるとオレンジの風味とほんのりシナモンの香りでとっても美味しかったです。



小さい頃から「自分の死の詩」を書いたりするメキシコならではの死生感に惹かれていましたが、この旅を通してより一層メキシコ人の思想や文化が好きになりました。


さて、今年の11月は何を体験しようかなぁ!

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