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執筆者の写真Kumiko Porom

お盆(日本の死者の日)


8月13日から16日、日本はお盆で亡くなったご先祖様が、あの世(浄土)からこの世(現性世)に戻ってくる、そうメキシコでいう死者の日です。会社やお店がお休みになり、夏休みを利用して田舎や実家に帰りお墓参りに行くというのが、一般的なお盆の過ごし方です。

この写真の茄子ときゅうりで作る精霊馬は霊魂がお空からおうちまでを行き来するための乗り物としてお盆の時期に飾ります。茄子を牛に、きゅうりを馬に見立てていて、来る時は馬に乗って少しでも早く、帰る時は牛に乗って少しでも遅くという想いが込められているそうです。ちなみに、私は1度も作ったことがなく、お盆は地域それぞれで時期や風習が違っています。





お盆に食べる『おはぎ』は、餡子に使われている小豆の赤色に『魔除け』の意味と

餅米に『五穀豊穣』の祈りが込められています。

ご先祖様にお供えしてから、いただきます。

それと今では故人が好きだったものをお供えするのが多いのですが、伝統を重んじる方は

精進料理をお供えします。精進料理とは、肉や魚の動物性食材を使用せずに一汁三菜のご飯、味噌汁、煮物、和え物、炒め物です。おかずは3種類作り、五色(赤、白、緑、黄、黒)五味(甘い、辛い、酸っぱ、苦い、しょっぱい)を意識して作ります。

お坊さんが食べている料理として認識されています。




お盆の行事が一般庶民に広まったのは江戸時代で、13日に『迎え火』16日に『送り火』

としてそれぞれ、夕方に火を灯します。

メキシコでも沢山のキャンドルに火が灯されていましたね。

写真は有名な京都の『五山の送り火』です。16日の20時にまず東山の『大』の字が浮かび上がり、続いて松ヶ崎に『妙』『法』、西賀茂に『船形』、大北山に『左大文字』、そして嵯峨に『鳥居形』が順番に点灯され、精霊を見送ります。


メキシコとは見え方は全く違う質素な日本のお盆ですが、ご先祖様を偲び供養するという

気持ちは全く同じですよね。

私も昨年、義理の父親と祖母を亡くしたので、今日、お迎えしたいと思います。















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